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岬の先端から600mブレイクする秘境ポイント

BeachCulture 2018/02/17

社会主義共和国ベトナムは、
東南アジアのインドシナ半島東部に位置し、国土は日本より少し小さい33平方キロメートルで、人口は約9,200万人です。首都のハノイや、ハノイよりも人口が多いホーチミンなどに多くの日系企業が進出しています。ベトナムと日本は友好関係にあり、日本からの観光客にはとても友好的で歓迎ムードだ。

我々が降り立ったビーチシティ「ダナン」は、発展途上エリアともあり、海沿いの町並みは、高級ホテルやコンドミニアムがあちらこちらで建設中だった。
そんなベトナム・ダナンだが、地元民にサーファーはほぼおらず、最近サーフショップができたらしいが、これまで街にサーフショップは一つもなかったくらい、サーフィンとは無縁と思える地だった。

しかし、実はダナンのビーチでは、11月から3月の間で、サーフィンが楽しめるシーズンがある。
南シナ海で吹き荒れる冬の季節風でコンスタントに波がたつのだ。
つまり南北に長い海岸線を持つこの国には、無数のサーフポイントが存在し、未だ誰も足を踏み入れたことのないのポイントもあるに違いない。

私たちが訪れた時期は、沿岸部でも風が吹き荒れており、お世辞にもいい波とは言い難い状況だった。
しかし、いつ海へ行ってもほぼ貸切状態なのだ。それは、波がどんなに整ってパーフェクトウェイブだとしても。。
この国でサーフィンというカルチャーはまだ根付いていなかったのだ。

そんなダナンから車で6時間離れた村の奥地に、詳しくは話せないが「岬の先端からレフトに600mブレイクする幻のポイント」が存在する。
未だこのポイントでサーフィンをしたサーファーは数えるくらいだという。
村を抜け、崖に沿うように建ちならぶ民家をいくつも通り抜け、初めてこのポイントを目にした時、言葉を失うほど感動した。

そこには噂で聞いていたように本当に岬の先端から頭前後のセットが600mレフト方向へ、メローにブレイクしていたのだ。
ロングボード、ショートボード、特にフィッシュなんかは最高だろう。

崖沿いに建つ民家にお邪魔し、我々はすぐに海へ向かった。
岬の先端からテイクオフし、最後まで波を乗り継ぐとなんと約1分間ものあいだ波に乗ることができ、こんな経験は人生で初めてだった。
すると次第に地元の子供達が海に集まり出し、驚いたことにみんなウレタンや、発砲スチロールの廃材をボディボードがわりにして、海に入ってきたのだ。
そして、子供達は笑顔でセット頭の波に次から次に突っ込んでいき、いとも簡単に波を乗りこなしていた。

ここでは「前乗り」も何も関係ない。みんなが波をシェアして終始笑顔でサーフィンを楽しんでいる。これが本来あるべきサーフィンの原点ではないのだろうか。僕らはこの光景を目の当たりにし、少しの間その光景を自然と眺めてしまっていた。
この旅で、幻と思えていた秘境のポイントにたどり着き、最高の波でサーフィンが出来たことはもちろんサーフィン人生のなかで最高の思い出と経験になったが、それ以上に村の子供達にサーフィンの原点を教えてもらえたとても意味ある旅になった。

BEACH CULTURE GUIDE 編集部

GREENROOM co. が送る、ビーチにまつわる旅・音楽・アート・ファッション情報を配信するウェブマガジン

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